うんうん。
まあ…せやろな。
でも、そんなマン太達にぜひ知ってもらいたいもんがある!!!
それは……
FIT制度〜???
せや。
今日はFIT制度について、わかりやすく解説したるわ!!!
お…お願いしまふ。
FIT制度とは何か
FITは、Feed In Tariffの略で2012年から始まった。
FIT制度とは、固定価格買取制度のことで太陽光などの再生可能エネルギーで発電した電気を住宅用(10kW未満)の場合10年間、電力会社が固定価格で買い取りしてくれる制度のことや。
ん?
でも……「10年間、電気を固定価格で買い取ってくれるから」どうだっていうんだ?
それって良いことなの?
そこはポイントで国が支援してる制度やから、基本的に市場価格より高い価格に設定されておる。
高い価格の買取が10年間、保証されとるっちゅうわけや。
おお〜。
2024年は住宅用(10kW未満)太陽光発電のFITの1kWhあたりの買取価格は16円やった。
参考:資源エネルギー庁 なっとく!再生可能エネルギー
おお〜。
つまり、2024年内に太陽光パネルを設置完了して申請すれば、10年間は、この16円で買い取ってくれるんや!!
おお〜。
でも、1kWh16円って高いのかな?
よくわかんない…。
住宅用ソーラーパネルが1kWで大体、年間1000kWh発電するから、5kWソーラーパネルが家に設置してあって全部売電したとしたら
1000×5×16=80000円
1年で8万円でそれが10年間やから計80万円の収入になるな。
ははは…80万円!?
そりゃあすごい。
それに住宅用のFIT制度は余剰買取ちゅうて、自宅で消費しきれんだ電力だけを買い取ってくれんのや。
へぇ〜。
ところでさっきから出ているkWとkWhの違いって何?
まずkはキロで1000の意味や。
1000W=1kWになる。
Wはワットで電力を意味する。
で、hはアワーで1時間の意味やから1kWhは1時間使った電力量になる。
つまり
電力[kW]×時間[h]=電力量[kWh]
になる。
ほわわわわ……
…はぁー。
簡単にいうと、kWは蛇口から出る水の勢い、kWhは、溜まった水の量や。
なーるほどー。
FIT制度は早い者勝ち?
2024年内に設置すれば10年間、16円/kWhで買い取ってくれるのはわかったけど、もし2025年に設置したとしたら16円じゃなくなるの?
おお!!
マン太にしてはええポイントに気付いたな。
2025年は1円安くなって、15円/kWh(住宅用10kW未満太陽光発電)で買い取ってくれる。
参考:資源エネルギー庁 なっとく!再生可能エネルギー
えええ〜!!!
1円下がっちゃうの〜!?
たった1円だけど10年間って考えると相当違ってくるよねー。
せやな。
さっきの計算で言うと10年間で5万円は収入が変わってくる。
1000×5×15×10=750000円
おそらく今後も買取価格は下がっていくやろな。
ひぇええ〜。
早くとりつけなくちゃー、損しちゃううう〜。
ちなみに2009年に前身の買取制度が始まったときは1kWhあたり48円で買い取ってくれた。
よよよ…48円!??
今の三倍だ!!
そこから年々下がってきておる。
どひゃあ〜!!
すごい下がってきてるじゃん!!
それを考えると今だと、だいぶ損な気がするなー。
まあそうとも言いきれんのやな。
え?どういうこと?
一刻も早く付けないと損じゃん。
来年よりも今年中に!!
そもそもこの価格は太陽光パネルの設置費用とも関連して価格設定されておる。
んん??
15年前やと住宅用ソーラーパネル5kWで大体300万円以上かかった。
それが今やと100万ちょいで設置できるんや。
な、なんと。
じゃあ遅いからってめっちゃ損って訳じゃないんだね。
FIT制度は2019年に終了する!?卒FITとは?
FITがあれば安心だーい。
さっそく、お父さんお母さんに聞いてみよ♪
アマテラさ〜ん!!!
はぁ〜……
なんや、そんなことか。
それはよくある間違いで、2019年にFIT制度自体が終わることはあらへん。
ほ、ホントに?
2009年に余剰電力買取制度(FIT制度の前のやつ)を利用してた人が2009年から10年経った2019年に補助が終了するって話や。
2024年から始める人には関係あらへん。
な、なーんだ。
良かったー。
ん?でも……
2034年にFIT制度が終了したらどうなるんだ?
そこや!!
10年経ってFIT制度が終了することを「卒FIT」っちゅう。
卒FITとは?
ど、ど、どうなるの〜?
10年経ったら作った電力買い取ってくれないの〜?
まあ、落ち着け。
あくまでFIT価格による買取が終わるだけで、太陽光発電で作られた電力自体は買い取ってくれる。
ただ……
な〜んだ〜。
よかった〜。
最後まで聞けや!!
ご……ごめんなさい。
FIT制度による買取価格よりも一般の買取価格は、だいぶ下がってまうんや!!
なっなんですと!?
大体、大手電力会社やと、1kWhあたり7〜9円やな。
ひぇえ〜。
注意せなあかんのは2024年の10年後の2034年はどうなってるかわからん点や。
7〜9円ってのは、あくまで2024年時点やからな。
それでもやっぱりFITの時よりは安くなるんだよね?
そりゃそうやろな。
そもそもFIT制度って国が補助金出して維持しとんやから、それより高くなるなんてないやろな。
ちなみにさっきの7〜9円ていうのは、大手電力会社の買取価格や。
卒FIT後は、別にそこに電力を売る必要はないから、自由に選べばええんや。
中小企業の中には10円以上で買い取ってくれるとこもあるから、要チェックや!!
あくまで自己責任やけどな。
ほうほう。
10円以上なら大丈夫かな…?
う〜ん…。
大手以外か…
今までは売ることを前提に話してきたけど、作った電気を自宅で消費するのを考えたら、見方も変わってくると思うでー。
それは別の機会に説明するわ。
今日の解説はここまでや。
しっかり復習するように。
はーい。
まとめ
- FIT制度とは、固定価格買取制度のことで太陽光などの再生可能エネルギーで発電した電気を住宅用(10kW未満)の場合10年間、電力会社が固定価格で買い取りしてくれる制度のこと
- 2024年は住宅用(10kW未満)太陽光発電のFITの1kWhあたりの買取価格は16円
- 2025年は1円安くなって、15円/kWh(住宅用10kW未満太陽光発電)で買い取り
- FIT価格は太陽光パネルの設置費用と関連して価格設定されている
- 利用開始から10年経ってFIT制度が終了することを「卒FIT」という
- 2024年、卒FIT後の大手電力会社の買取価格は1kWhあたり7〜9円
- 卒FIT後は売却先の電力会社を自由に選べる